「減額融資」を「満額融資」に変更することは可能か?【日本政策金融公庫の融資課長たちに聞いた21の質問(7)】

質問

公庫が融資を行う際に、「満額融資」「減額融資」「否決」という3つのパターンがあると思いますが、減額される場合の基準というのは、あるのでしょうか?
また、減額された場合でも、「この事業計画には、どうしてもこれだけ必要なのだ」
熱く語った場合、増額されることはあるのでしょうか?
(公庫)
査定の基準というものは、ないんです。例えば、月商100万円、年商1200万の飲食店経営者が、運転資金4800万貸してください。
といってきた場合、希望金額が明らかに多いですよね。
運転資金という考え方は、月の売上と、サイトを見て必要額を計算します。
私どもの考える運転資金の性格というのは、一度、融資させていただいて、それを長期で消化してもらうと同時に、資金繰りを好転させていただくというニュアンスがあります。
ですので、そのお客さんによって、基準というのは特にありません。
減額された後に、熱く説明されるより、面談の際に言っておいてもらいたいと思っています。
あとで言いたかったと言われても、私ども、1回結論を出してしまうと、動けない部分があります。
だから、必要な情報は面談のときに語っていただいて、その中で妥当性を探ります。
私どもも、調査をしていますので、妥当な資金額を把握しています。
熱く語っていただいたら出るかとか、そういうことはありません。
もし、お伝えいただきたいことがあれば、審査の前に、残さずお伝えいただくようにしておいていただいたほうがいいかなというところです。
あと、状況によって、
「この金額は難しいですけれど、ここまでだったらできますよ」とか、
「次は、この辺をこういうふうに改善しておいてもらったら、公庫としても対処しやすいですね」
という話を、ちらっと、ご面談のときにさせていただいていたりしていますので、その辺をご考慮いただいて、参考にしていただければと思います。
公庫としては、お客様に不要なお金を、わざわざ、金利をつけて借りて、それを使ってもらおうというのはないというふうに考えています。
ご業歴の浅い方、あるいは、これから始める方、いろんなリスクが、ご商売そのものに伴っておりますので、私どもとしては、無理のない範囲で、まずは、ご商売の実績を作っていただく中で、ご返済に負担のかからない金額をご用意させていただきます。
それでうまくいけば、極端なことを言えば、半年後、1年後であっても、

「あのときはこれだけしか貸してもらえなかったけれども、今、これぐらいの結果が出ています。このあと、さらに拡大する計画があるのですが、どうでしょうか」
と、いうようなご相談があれば、対処させていただきます。
昔はご融資をさせていただいて、
「残高が半分ぐらいにならないと、次のご相談は難しいですね」
というようなことを言われた方もいらっしゃるかと思いますが、今は、
「創業後1年ぐらいで、営業が軌道に乗ってきた事業者が求める追加の運転資金」や「設備を拡大するための設備資金」
が必要だということであれば、ご遠慮なくお申し込みをいただいて結構です。
そういう意味で、当初、ご期待に沿えない金額であっても、次につながるような融資を行っていきたいと考えています。
そして、関係の構築ということをしていきたいと思っています。

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